クワシロカイガラムシ防除
越冬雌成虫休眠期防除を実施していない場合 ※ 防除時期:5月・7月・9月
ふ化最盛期~5日後までに枝条に十分かかる散布量で防除。
防除適期はふ化最盛期から5日後頃まで。これより早すぎて産卵の時期であったり、遅れて幼虫がロウ質のカイガラで覆われるようになると効果はない。防除の前に幼虫のふ化状況を調べ、防除適期を判断することが必要。
散布ムラ厳禁
茶株内の枝幹への薬液の付着具合が防除効果を大きく左右する。
薬液が枝条によくかかるように成木園では10a当り1000 L(幼木園・中切り園では600L程度)を散布する。
- 1世代で急激に密度を高め、夏以降の高密度時には枝枯れを引き起こす。
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本害虫は世代を経るに従い齢期が不揃いとなり、ふ化期間も長くなる傾向がある。
また、雌成虫が殻をかぶっているため、薬剤防除が困難。若齢幼虫が発生する僅かな期間を狙っての防除が必要。 -
同じ地域でも茶園により発生が異なることがあるため、圃場ごとに産卵・幼虫ふ化状況を調べ、防除適期(ふ化最盛期)を予測し、防除の要否、防除適期を判断する。
有効積算温度、寄生枝検鏡調査でふ化最盛期を予測し、適期に防除する。
※ ふ化最盛期 … 100頭程度の雌成虫を調査し、50%以上ふ化した卵塊を持つ雌成虫の割合が60~80%に達した時。
ここがポイント!
第1世代の若齢期/5月頃
発生が比較的に揃うこの時期の防除が重要。チャトゲコナジラミの防除適期と概ね重なるため、両害虫の発生園では同時防除を行う。
第2世代の若齢期/7月頃
加害時に晴天・乾燥が続くと、茶園の枯死や衰弱が激しくなるが、防除時期が三番茶摘採期と重なり防除が困難。
発生の多い茶園では、深刈りなどの更新により防除する。
第3世代の若齢期/9月頃
この世代の発生は、これまでの防除の影響などでふ化最盛期がずれたり、ふ化時期の幅が広くなったりしているため要注意。
発生が多い場合
中切りを行い、枝ごとクワシロカイガラムシを除去。中切りだけでは十分な効果は得られないため、その後ふ化を確認してから薬剤散布する。
【 以下の防除方法も有効です 】
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越冬雌成虫休眠期防除法
一番茶摘採30日前(かつ萌芽前)までに散布する。農閑期に散布でき、ふ化時期を見極める必要がない。
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畑かん地区での散水防除法
産卵末期頃から幼虫ふ化定着期まで約2週間、日中のみ間断散水する。(10分散水、20分無散水)