ダコニール1000について
ダコニール1000ってどんな製剤?
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ダコニール1000は日本の殺菌剤・殺虫剤で初めてのフロアブル製剤です。 いろいろな技術が詰め込まれているから、発売から30年経った今でも「効果」だけでなく「使いやすさ」も衰え知らずの定番殺菌剤です。
▼ こんなところがイイ!! ▼
- 作物にしっかり付着し、優れた耐雨性、残効性を発揮します。
- 粉立ちがなく、水に入れると速やかに分散し、散布液を調製しやすいです。
- 作物の汚れが少ないです。
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ダコニール1000ってどんな作物・病気に使えるの?
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ダコ1000の登録作物は70種類以上、およそ180種類の病害に登録があります!!
▼ こんなところがイイ!! ▼
- 作っている作物は1つだけですか? 作物ごとに殺菌剤を変えるのは大変です。
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ダコニール1000なら70種類以上の作物に使えます。 例えばキャベツの隣のはくさいもブロッコリーもOK。
(使用時期等の登録内容を確認してください。)
- 発生する病気は1つではありません。多くの病気が発生するため、病気ごとに農薬を選び散布するのは大変。
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多くの病害に有効なダコニール1000なら、色々な病気を同時防除できます。
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最近「耐性菌」が問題化しているって聞くけど、ダコニール1000は大丈夫なの?
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ダコニール1000の有効成分TPNは「糸状菌での耐性発現の徴候がなく、一般的に耐性リスクは低いと考えられる」とされ、RACコード* では多作用点接触活性(FRAC_M5)に分類されています。
*RACコード 世界的な農薬製造会社の国際団体「CorpLife International」が定めた農薬の作用性の分類コード。
▼ こんなところがイイ!! ▼
- ダコニール剤はこれまで50年以上使用されていますが、耐性菌の発生事例がありません。

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ダコニール1000の効果を発揮させるためのポイントは?
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①散布の仕方 - ダコニール1000は作物の表面を覆って病気から作物を守る(=感染を阻止する)保護剤です。
作物表面を覆うように葉裏までムラなく散布しましょう。
②散布タイミング
- ダコニール1000は、作物が病気に感染する前に散布される事で本来の性能を発揮します。病気の発生前、遅くとも発生初期に散布しましょう。
③散布間隔
- ダコニール1000はほとんど作物体内に浸透しません。そのため、作物の成長に伴い、面積当たりの成分量が減少し、効果が薄れていきます。また、ダコニール1000を撒いた後に展開した葉っぱは薬剤が掛かっていない状態です。
成長(展葉)速度等も考慮して、散布間隔を調整しましょう。

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ダコニール1000を散布された後、概ね乾いていれば再散布の必要はないと思われます。
ダコニール1000は耐雨性があり、葉面上の薬剤が完全に乾いた状態であれば
激しい雨でも高い効果を持続します。
→ダコニール1000耐雨性
もし、散布直後、薬液が乾く前に降雨があった場合には、薬剤が流れている可能性が高いため、早めに再度散布頂くことが望ましいです。 ただし降雨直前に散布して薬剤が流れてしまったものも使用回数に含まれます。 農薬散布の前に気象情報をしっかり確認してから使用してください。
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ダコニール1000を散布する時に着用する保護具について教えて下さい。 NEW 
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使用の際は保護クリームをつけ、農薬用マスク、不浸透性手袋、不浸透性防除衣などください。作業後は直ちに身体を洗い流し、洗眼・うがいをして衣服を換えてください。 作業時に着用していた衣服等は他と分けて洗濯してください。
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