チャトゲコナジラミ防除
全国の殆どの産地に発生が拡大。摘採期頃に成虫が発生、乱舞し、新芽に蝟集する。
敵シルベストリコバチが定着すると、発生の程度、被害は穏やかになる傾向あり。
4月下旬~5中旬の一番茶摘採後頃が防除適期の若齢幼虫期となる。
クワシロカイガラムシのふ化最盛期とも概ね同調するが、一番茶春の防除は作業上実施困難。翌年の発生源減少のため、秋整枝後の防除が重要となる。
- 年間4回発生。成虫のピークは5月上旬、7月中旬、8月下旬~9月上旬、10月中旬から下旬。
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越冬密度を下げることが春以降の密度抑制に重要。マシン油乳剤を秋整枝後(10月下旬~11月上旬)と初春(1月下旬~3月上旬)の2回散布すると効果が高い。
赤焼病の発生を助長する可能性があるため、マシン油乳剤は茶樹が耐寒性を獲得した後に使用。また、赤焼病の発生が懸念される場合はマシン油乳剤散布の1週間前に銅剤を散布する。 - 春以降の防除は、成虫発生ピークの10~14日後に1~2齢幼虫を対象に薬剤で防除する。幼虫は裾葉に多く寄生しているため、防除前に裾刈りを行い幼虫密度を下げておく。
- 成虫は年4~5回発生し、幼虫で越冬する。
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薬剤散布は老齢幼虫に対する効果が劣るため、若齢幼虫期に行う。
裾葉・葉裏に十分薬液がかかるように400L/10aを丁寧に散布する。 -
鹿児島県では最近発生が多く、第4世代(越冬幼虫)防除の必要性が高まっている。
- 基幹防除は他害虫との同時防除で5月上旬(クワシロカイガラムシとの同時防除)及び8月上中旬(秋芽のチャノミドリヒメヨコバイ、チャノキイロアザミウマとの同時防除)に実施する。
- 秋整枝後10月下旬~11月上旬頃に発生するふ化後の若齢幼虫を防除する。
- すすが出る程多発した場合、中切り等のせん枝や裾刈りによる寄生葉の除去も有効。