ダコニール倶楽部は、株式会社エス・ディー・エスバイオテックが 事務局を務めるダコニール普及会が運営するサイトです
「ダコニール」、「ダコニール1000」は 株式会社エス・ディー・エス バイオテックの登録商標です。

手間とコストをカットする重要なポイント!

主要な病害は柔らかい新芽に感染、害虫も新芽葉を好んで加害。
収量、品質に影響を与える害虫は何か、発生時期はいつかを判断。

1茶芽をいつ・何から守るかを明確化

  • 病害虫の発生状況を調査、気象情報を確認
  • 被害を予測し、防除の要否を判断
  • 茶芽の生育状況と摘採時期、防除すべき病害虫を把握
  • 地区防除暦を確認
  • 薬剤の特長を活かした薬剤を選択

2適期防除を実践

  • 「摘採する茶期」の新芽生育期防除は「萌芽~1葉期」が原則。
  • 生育期の長い「摘採しない三番茶と秋芽生育期」は「萌芽~1葉期」と「3~4葉期」が防除適期。
  • 摘採・整枝後に残る葉を守り、樹勢への影響を防ぐ。
  • 摘採葉への病葉混入を防ぐ。
  • 伝染源を減らし、以降の発生を抑える。

そのために

  • 最重要病害/炭疽病は、主に新葉の上位3枚位に感染し14〜20日位で発病。上位葉は炭疽病に感染しても発病前に摘採してしまうため、感染しても問題なし。よって、萌芽〜1葉期の茶芽を守ることが重要。
  • ダコニール 1000は炭疽病に対する効果が高く、萌芽期散布もOK。
    • 降雨前の散布が効果的。殺虫剤に合わせたタイミングでの散布も可能!
    • 褐色円星病なともしっかり抑えます。

病害

感染を想定した「発生前からの予防散布」。最重要病害/炭疽病を摘採後に残る葉に感染させないことがポイント。

摘採された以後の感染源となる下位1葉を守ることが重要!

摘採する二番茶〜三番茶:下位1〜2葉

翌年一番茶の親葉となる越冬葉層を守ることが重要!

摘採しない三番茶、秋芽:下位1〜4葉

害虫

「増殖前の防除」「若齢幼虫期の防除」「被害の大きな新芽加害の阻止」。

散布

病害・害虫とも散布ムラや散布適期を外した防除は効果が不十分、もしくは無駄となることがあるため注意。

  • 「摘採しない三番茶芽」「秋芽」は、翌年一番茶の収量・品質を左右し、生育期間も長い。越冬葉層充実のため、数回の体系防除で病害虫を徹底防除しましょう。

耕種的防除

括抗性品種の導入、整枝・更新による発生源の除去、適正肥培・被覆管理、水利用なども必要。

基本は【病害は感染時期】【害虫は新芽生育初期、増殖・発生初期、若齢幼虫期】です。

しかし、現実は摘採(使用前日数と周囲圃場への配慮)、天候、発生時期、芽のばらつき等もあり、このタイミングでの散布は困難。実際の圃場管理を考慮した防除適期はここです。

萌芽〜1葉期頃 新葉感染病害/炭疽病など
萌芽期 新芽吸汁加害虫/チャノミドリヒメヨコバイ・チャノキイロア ザミウマなど
1葉期頃 新葉を加害(産卵・巻葉・食害)/チャホソガ

※ 秋芽などでは生育中後期防除も必要です。

摘採・
整枝直後
傷感染/輪斑病
初発生期 赤焼病
増殖初期
・発生初期
ハダニ
ふ化最盛期 クワシロカイガラムシ
若齢幼虫期 ハマキムシ類・シャクトリムシ・チャトゲコナジラミなど

耕種的防除、品種及び栽培管理など

括抗性品種の導入、整枝・更新による発生・伝染源の除去、適正肥培・被覆管理なども重要。

  • 茶品種 … 病害に対する抵抗性差が顕著。クワシロカイガラムシの寄生にも品種間差あり。
  • 茶の摘採・整枝及び更新 … 伝染源・発生源の除去と被害園の樹勢回復効果が大きい。
  • 被覆栽培 … 病害虫発生への影響が大きい。黒葉腐病・カンザワハダニ・アブラムシの発生を助長。反面、炭疽病は減少。
  • その他 … 畑かん地区でのクワシロカイガラムシの散水防除法など。

3散布は適切に

  • 基幹防除は的確に実施。
  • 補完・臨機防除は発生と経済的被害を予測して判断。
  • 耕種的防除(抵抗性品種の導入、整枝・せん枝による発生源の除去、適正な肥培管理など)も必要。
  • 薬剤耐性菌や抵抗性害虫の発生状況及び発生リスクを把握。
    • 薬剤の散布回数は茶期毎に設定され、摘採毎にリセットとなりますが、同系統の薬剤は年1回が原則。(薬剤耐性菌・抵抗性害虫の発現を回避するため。FRAC • IRACコード表により作用機作・リスク等を確認しましょう。)
    • 治療的効果のある殺菌剤であっても多用せず、より適切なタイミングで活用。
    • 耐性菌発現リスクが極めて低いダコニール1000ならば、各茶期1回散布OK。
  • 「秋整枝」「春整枝」「一番茶園のみを摘採する園での二番茶芽の刈り落とし」「更新園での再生芽の整枝」で摘採とほぼ同じ深さで刈り落とす場合は、摘採作業と同様の作業とみなされます。また、更新(せん枝)をする園は、その時点で摘採と同様の作業とみなされます。
  • 耐性菌・括抗性害虫発生のリスクの高い薬剤は年1回
  • 対象病害虫・茶芽の生育などに合わせた適期散布
  • 葉裏までしっかりムラなく散布
  • 飛散防止に努め、使用前日数に注意
  • 樹幹内部・葉裏まで薬液を届かせる必要のある病害虫…黒葉腐病、カンザワハダニ、クワシロカイガラムシ、チャトゲコナジラミ

防除効果が不十分、もしくは無駄となることがあるため、次の3点は避けましょう。

  • 特定の薬剤に偏った防除
  • 散布適期を外した防除
  • 散布液量不足・散布ムラ

治療剤があるから炭疽病の予防散布はしなくても大丈夫・・・なんて思ってませんか?

感染してからの治療剤による後追い防除には、こんなリスクがあります。

  • 予防効果が弱いため、以降の感染・発病を抑えられない
  • 散布が遅れ、治療効果でカバー
    しきれない
  • 降雨が続き、散布できない
  • 多用すると耐性菌の発現を助長